【沼落ちブログ】オタクとして綾野剛さんに完全敗北して綾野剛さんのオタクになった話

 

こちらは二次元とLDH(EXILEの事務所)とバスケを主軸としてきたオタクが突然綾野剛さんに沼落ちした衝撃を書き連ねたブログです。

主観にあふれた感想も含みますのでご注意ください。

 

沼落ちのきっかけとしては綾野剛オタクに最近なった人によくあるきっかけです。

そうです。

映画カラオケ行こ!です。

Twitterであまりにも話題になってるもんだからとりあえず原作の漫画を読んでみました。

私はメガネの男キャラにハマりやすいので聡実くんかわいいなあと思いながら、ファミレス行こ。までしっかり読みました。

そして映画のビジュアルを見て思ってしまったのです。

 

綾野剛って狂児のビジュじゃなくない?(綾野剛沼への第一歩)

 

私は元々三次元では濃い顔の人が好きで、LDHでも彫りの深めな顔の推しがいます。だからこそ、明らかに顔濃いめで描かれている狂児を塩顔代表俳優とも言えるぐらい塩顔の綾野剛さんが演じるのが不思議でなりませんでした。

また、私は2.5次元を通ってきたオタクなので狂児役にも関わらず髪型を寄せないスタイルにも違和感を感じていました。(盛大なフラグ)

 

とは言っても齋藤潤くんが演じる聡実くんのビジュは完璧だったので映画を見に行くことを決めました。

 

そして映画を見た私は、

気づいたら公式ビジュアルブックを買っていました。

 

映画カラオケ行こ!良すぎる。

 

原作と異なることは原作ファンから嫌がられがちな側面があります。

しかし、映画カラオケ行こ!は聡実くんの青春映画として描く、というテーマでブレずに原作を再構成していました。

そして齋藤潤くんと綾野剛さんを始めとした演者さんの演技が原作の雰囲気を作り出していました。

驚いたのは綾野剛さんが狂児になっていたことです。

綾野剛さんは狂児のヤクザでありながら親しみやすさを感じてしまいそうなコミカルな部分と宇宙人を容赦なくカバンで殴る冷たいヤクザの部分を演技で上手く表現して狂児を再現してみせました。

その演技を見て、漫画原作の実写作品ではビジュアルが重要ではなく、そのキャラクターの核を表現するのが重要だったのだと思いました。

そんなことができるのはきっと綾野剛さんが狂児というキャラクターを深く理解しているからだと思います。

それはビジュアルブックやパンフレットに載っているインタビューからどれだけ狂児のことを考えていたか伝わってきました。

その時、

オタクとして私は負けている

と敗北感を感じました。

物心ついた時からアニメ漫画に触れて常にオタクであることをアイデンティティとして生きてきた私が、オタクであることをアイデンティティとして掲げていない人に解釈の深さで負けてしまうことに呆然としました。

(補足:私がオタクとして解釈に優れているとかではなくオタクの特徴の一つとして解釈を考え続けることがあると思うので、オタクではない人が解釈を深めるほど作品に愛を向けることを想定していなかった、という意味です。私はオタクとして自分が優れているとか思ったことはありません。)

 

この時点で私はまだ綾野剛さんにハマっているという自覚はありません。

オタクとしての敗北感から負けねえぞ……になってしまったので。

 

ですが、野木さんの脚本家としての手腕の素晴らしさに魅入ったので「MIU404」を見返すことにしました。

繰り返しとなりますが、私は塩顔が全く好みじゃありません。よって、メインキャストの星野源さんも綾野剛さんも塩顔だったので、一度「MIU404」を流し見しても刺さりませんでした。

しかしこうして再度ドラマを見た時、社会問題をテーマに取り入れつつ、説教くさくならないような軽やかな台本とバディものとしての感情のアツさにやられてすっかりハマりました。

そして、綾野剛さんがまるで別人のような役を演じきっていたことに驚きました。

感性で動く光そのもののような伊吹の眩しさに驚き、こんな役もできるのかと思いました。

 

その次に見たのはTverで配信していた「空飛ぶ広報室

若い頃のきゅるきゅるの子犬ちゃんみたいなかわいい綾野剛さんに出会ってしまいました。

そして次に見たのは映画「怒り」

綾野剛さんってこんなに触れたら消えてしまいそうな儚い役ができるんだ、と知ってしまいました。

次に見たのが友人に勧められた「亜人

SAT一人で殲滅するつよつよ具合と完璧に鍛えられた肉体とかっこいいアクションシーンが最高でした。

 

ここまで作品を履修して作品ごとの綾野剛さんのギャップに魅入られていました。

加えてインタビューを読むごとに綾野剛さんの作品への高い解釈力と言語化能力を感じ、出演作品を見てそれをアウトプットできる演技の高さと役作りのためのストイックさを理解しました。オタクとして、負けを認めざるを得ないと感じました。

 

完敗です。

映画「カラオケ行こ!」の聡実くんの生誕記念舞台挨拶で流されるコメント動画のために一年半ぶりに関西弁のレッスン受けに行って役作りまでする熱意は、オタクとして勝てないと思いました。

例えば私がカラオケ行こ!の二次創作をするとして、全セリフ関西弁の監修入れることはしてなかったと思います。この程度の熱意で綾野剛さんに勝てるわけがありませんでした。

 

こうして私は綾野剛さんに完全敗北して今や立派に綾野剛さんオタクをしています。

綾野剛さんの俳優としてのプロ意識を尊敬し、その内面のかわいらしさに愛を募らせています。

綾野剛さんのおかげであまり見たことのないジャンルの映画を見たり、ドラマを見たりすることが増え、世界が広まりました。

これからも綾野剛さんのご活躍を影から応援しています。